建設キャリアアップシステムを利用するために必要となる費用について

建設キャリアアップシステムを利用するためには、

①事業者登録料と②管理者ID利用料、③現場利用料、及び
④技能者登録料の支払いが必要です。

①事業者登録料

 事業者登録料は、
 事業者を建設キャリアアップシステムに登録するための費用です。
 事業者登録料を支払うことで、事業者固有の「事業者ID」が付与されます。
 登録の有効期限は5年間で、登録が完了した日から登録月末まで有効となります。
 事業者登録料は資本金に応じて異なり、5年ごとに発生します。

 500万円未満の事業者は     6,000円、
 500万円以上1,000万円未満は  12,000円、
 1,000万円以上2,000万円未満は 24,000円、
 2,000万円以上5,000万円未満は 48,000円、
 5,000万円以上1億円未満は   60,000円、
 1億円以上3億円未満は    120,000円、
 3億円以上10億円未満は   240,000円、
 10億円以上50億円未満は   480,000円、
 50億円以上100億円未満は   600,000円、
 100億円以上500億円未満は 1,200,000円、
 500億円以上は       2,400,000円 です。

※事業者IDについては一人親方は無料とされています。

②管理者ID利用料

 管理者ID利用料は、建設キャリアアップシステムにログインして
 事業者が建設キャリアアップの情報を管理するための費用です。

 管理者IDを取得することによって、
 事業者の組織情報の登録や
 現場・契約情報の登録、施工体制の登録、
 作業員名簿への技能者の登録、
 技能者の就業履歴の承認などが出来るようになります。

 管理者IDは、事業者登録を行うと自動作成され、
 ①事業者登録料の入金が完了し 事業者IDが付与された翌月に
 管理者ID使用料(11,400円)の請求書が送られてきます。 
 
 管理者は、1IDあたり年間11,400円とされていますが
 複数を支店を有する大規模な建設業者の場合は、
 支店ごとに管理者IDを取得し
 建設キャリアアップシステムの管理を支店ごとに
 行うこともできます。 

 ※管理者ID利用料は一人親方については2,400円とされています。

③現場利用料

 現場利用料は、
 建設キャリアアップシステムにおいて
 現場・契約情報を登録した事業者(元請事業者)に対し、
 当該現場における技能者就業履歴情報の登録回数
(現場に入場する技能者の人日単位)に対する利用料金であり、
 一定期間ごとの事後精算で支払います。

 就業履歴回数1回につき10円です。

*現場利用料の請求例:
 10 人の技能者が10 日就業した場合   10人×10日×10円=1,000円
 同一現場に朝と昼休み後に2回入場した場合  1人×1日 × 1現場 =10円
 午前と午後で別の現場に入場した場合     1人×1日 × 2現場 =20円

④技能者登録料

 技能者登録料とは
 技能者の建設キャリアアップカード発行に必要となる料金です。

 建設キャリアアップカード有効期間は10年間
 (発行日から発行9年経過後最初の誕生日まで)となります。
 なお、申請時60歳以上の方の有効期限は15年間(同14年目の誕生日まで)となります。

 技能者登録には、「簡略型登録」と「詳細型登録」の2種類があります。
 (1)簡略型の登録料は 2,500円(技能者の本人情報等を登録)
 (2)詳細型の登録料は 4,900円(レベル判定申請等に必要な保有資格、健康診断等の情報も登録)

※「簡略型」で登録(2,500円)し、カード発行後に「詳細型」に変更する場合は、
  別途2,400円が必要となります。
※ カードの紛失・破損・券面書換が必要な場合は、実費(1,000円)にて再発行されます。

 

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